香水は、服装と同じく季節によって使い分けることができます。
春を感じさせる、花の香りやグリーン調の香り。
夏を感じさせる、シトラス調で清涼感のある香り。
秋を感じさせる、金木犀等の秋に咲く花の香り。
冬を感じさせる、人肌が恋しくなるようなアンバーやバニラの甘い香り。
今回は2023年春に香らせたい香水を紹介したいと思います。
春の香水、おすすめの香りは?
春といえば、皆さんは何をご想像するでしょうか。
私は、杉花粉症なのでまたこの季節が来たかと思ってしまいます。
私のことは置いておきまして、春は月毎に感じるものが変わるのが特徴かなと思います。
3月になれば、寒さもやや和らぎ自然は緑が芽生え始めます。
4月になると少しづつ桜が開花し始め、藤もシーズンに入ります。
5月になるとやや気温も上昇し紫陽花が徐々に咲き始め、ジメジメとした梅雨を感じるようになります。
春の季節は、フローラル系やアクア系やグリーン系の香りと相性が良いです。
しかし、グリーン系やアクア系はどうしても海外の香りが多い印象です。
グリーン系で有名なのは、エルメスのナイルの庭です。
こちらは、公式サイトでは30ml 8,800円です。
柑橘系で清涼感のある香りで、4月の新しい生活をリフレッシュな気分にしてくれます。
しかし、今回私が紹介したいのは日本製香水。
日本製香水の良いところは、日本の春をイメージして作られているので、より春を感じる香りが多いことが特徴です。また、海外の香水と比較してふわりと香るものが多く、普段使いにも長けている所がメリットです。
春につけたい日本製香水3選
AUX PARADIS
全国に25店舗を経営している、日本のプチプラ香水メーカー。
過去に、1番人気と2番人気をご紹介していますので、こちらも合わせてご覧いただければと思います。
※2023年2月~限定販売
<春季限定>
公式サイト引用
さくら、すみれ、スイートピー、フリージア、ヒヤシンス・・・。やわらかな日差しの中、いっせいに花々が咲きほこる春の庭。色とりどりの花にユズの香りをプラスして。春の喜びに満ちた軽やかな香り
レモンエッセンシャルオイル(イタリア)
オレンジエッセンシャルオイル(ブラジル)
ユズ・ピオニー・桃の花・サンダルウッド・ホワイトムスクフレグランスオイル
フローラルのほんのり甘い香りとゆず、れもん、オレンジの柑橘系の爽やかな香りが混ざることで、重すぎない軽やかな春の香りを表現しています。
ピオニーは牡丹の一種で5月から6月に咲くほんのり甘い香りがする花で、他にも桜や菫、桃の花、フリージア(アヤメ)、ヒアシンスが使われています。
すべて春に咲く花を使っているため、春の庭と言われて頷けます。
まさに、日本の四季に合わせた日本人の為の香水と言っても過言ではありません。
香りに関しては、トップノートからミドルノートにかけてユズの香りが主張されていますので、柚が苦手な場合は一歩立ち止まったほうがいいかもしれません。
ミドルの終盤になってくると、柚の香りも薄れてきて春に咲く花々のほんのり甘い香りが続き、最後にはホワイトムスクの甘い香りに落ち着きます。
ユズ系の爽やかさと、ほんのり甘い香りが好きな場合はぜひ検討してみてください。
Pureやグレープフルーツとの重ね付けもいい香りがするみたいなので、ぜひ試して見てください
The PERFUME OIL FACTORY
2012年に誕生した香水メーカーです。
スプレータイプの香水ではなく、塗るタイプのオイル香水を販売している専門店です。
原料にとてもこだわりを持っており、天然原料を成るべく多く使用し、合成原料は可能な限り使用せずに作っています。
そのせいか、香り立ちは柔らかでふんわりと香るものがほとんどです。
香水の種類はメジャーが31種類+日本の文化をコンセプトにした4種類の香水、高級嗜好の香水が5種類販売されています。
これだけの多くの種類があると迷ってしまいますが、ホームページから送料無料の香りのサンプル(試香紙)を5つ頂けます。事前に香ってから購入できるのは、お店に行けない人にとってはありがたいですね。
合計40種類の香水ですが、その一つ一つが3000種類ある香料の中から最適な香料を一つ一つ選んで作っており、1つの香りを作るために何百種類の香料を組み合わせて作っています。
通常、香水にはアルコールが使われており、揮発することで香りを拡散させています。
しかし、このパフュームオイルにはアルコールを使用せず作られているため、6h~8hと持続時間が長い事が特徴です。その分拡散性も少ないですが、職場や学校など香りが広がりたくない所では優しく自然に香りが広がるので普段使いに長けていると言えます。
内容量は8mlで少ないように感じられるかもしれませんが、毎日1日1回付けたとしても半年は持つほどそうです。
2016年、銀座に1店舗目を構えたのち、現在では全国に6店舗あり、徐々に広がりを見せています。
香りに関しては、一番人気は10番Osmanthusかなと思います。※私自身が情報収集した限りでは。
金木製の香りですが、香りの再現性がとても高い事に評価を得ているようです。
香水瓶にも非常にこだわりを持っており、手作りで全て細かい所で形が違います。
こちらもおすすめしたいところですが、話が長くなってしまったので是非公式サイトで確認してみてください。
かなり長い前置きでしたが、ここで春におすすめの香りを紹介したいと思います。
公式サイト
春のそよ風に運ばれる気品のある桜の香りに、ホワイトフィグのほのかな甘味を優しく調合しました。
Top: | チェリーブロッサム、ホワイトフィグ、オゾン |
Middle: | ムスク、ペラゴニウム、アールグレイ |
Base: | レッドカラント、ポメグラネート、ワイルドチェリー |
名前にあるとおり、さくらをイメージして作られた香水です。
ただ、香り方としてはさくらという感じはあまりせず、どちらかと言うとチェリーとイチジクを混ぜたような爽やかなフルーティーさと、ややグリーン調の香りがあります。
なので、さくらの香りが欲しい!って方には、あまりおすすめ出来ないかもしれません。
柑橘類ほどの爽やかさはなく、かと言ってフローラルほどの甘さも無く、清潔感のある香りで、つける人も場所も選ばないかなと個人的には思いました。
さくらの香りを検討する人は、一番のレッドアップルの香りと悩む人も多いみたいなので、もし気になる方は1番と香りを比較してみてもいいかもしれません。
香る強さ的には、他のシリーズよりもしっかりと香りますので付けすぎには注意です。特に最初の1時間~2時間程は少し動くだけで香ってたので、割と香りが拡散してる感じがしました。5時間から6時間程経つと、ほのかに香る程度、12時間くらいでつけた所に鼻を近づけてほのかに香る程度でした。
香りの変化としては、トップに関しては、甘酸っぱいような印象を受けましたが30分ほど経てば酸っぱさも無くなり、フルーティーな甘さと爽やかさが長く続きました。
公式では500円玉サイズで円を書くようにと進めていますが、個人的には片手首に一周付けて両手首に馴染ませ、もう一周つけて首筋に馴染ませるくらいがちょうどいい感じかもしれません。
男性がつけても、甘さがくどくないので普段使いに長けていると思います。
J-Scent
昨年2月、3月売り上げランキング3位
桜の下で差し出す盃に舞い踊る花びらが浮かぶ美しく儚げな香り
桜の下で差し出す盃に舞い踊る花びらが浮かぶ美しく儚げな香り
吟醸香のフルーティで華やかな香りから、舞い踊る花びらに乗って漂う桜の甘さが広がり、上質なムスクが微酔を帯びたように心地よくフェードアウトしていく儚げな香りです。
公式サイト
トップノート:吟醸香、洋梨、リンゴ、ラズベリー、グリーンノート
ミドル:桜、ローズ、ミューゲ
ラスト:ムスク、シダーウッド
花見等野外に出かける時や、飲み会に付けたい印象でした。
日本酒が好きな人は寝香水に使いたい香りです。
トップにある吟醸香というのは、日本酒を嗅いだ時に香ってくる香りです。
つまり、トップノートは日本酒のような香りがし、そのあとから徐々に桜とお酒が混ざったような、ほんのり甘い香りが漂ってきます。
お酒の香りがやや強めなので、人によっては少し酔ってしまうかもしれません。
人を選ぶ香水ではありますが、好きな人にはささる香水です。
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