ネットゲームが快適にできるゲーミングPCをなるべく安く購入したい人が検討するBTOパソコン。高額な買い物だからこそ、少しでも安く検討したい人にオススメ!徹底的に調査・比較してみました。
また、私自身もBTOパソコンを使用していますので詳しく説明します。
BTOパソコンとは?
『Build To Order』の略語で、受注生産でパソコンを制作・販売している企業です。
自分の思い通りにカスタムが可能で、不要なパーツを取り付けない事で通常よりも安く購入することができたりします。
BTOパソコンはゲーミングPCに力を入れている企業が多く、ネットゲームで必要となってくるグラフィックボードを積んだPCが多くあります。
家電量販店で販売されている一般的なPCは、事務で使うPCや持ち運び可能なノートPCが多くありますが、グラフィックボードを搭載しているのはまだ少ないです。
BTOパソコンでは、グラフィックボードを搭載しているPCを多く取り扱っています。
まずは、BTOパソコン購入するにあたって、いくつかの注意点がありますのでご紹介いたします。
BTOパソコンは敷居が高い!スペックは何処を見ればいい?
BTOパソコンはある程度、パソコンに詳しくなければなりません。
自分の周囲でパソコンに詳しい方が居るのであれば、一度聞いてみるのもありでしょう。
以前、私は東芝の『Dynabook』というシリーズのノートパソコンを愛用していました。
しかし、グラフィックボードが積まれていない事でApex等のゲームが出来ませんでした。
起動してみても画面がぐちゃぐちゃ。スペックが足りてないとプレイすらままなりません。
BTOパソコンを購入する上ではスペックをどのように決定するかが重要となります。
私がBTOを購入する上で注目したパーツについて説明します。
パソコンに詳しい方は次へ進んでください。
- HDD/SSDの容量(ストレージ)について
HDD(ハードディスクドライブ)は従来から使用されている円盤型の記憶装置です。
容量が多いのに単価が安い事がメリットです。しかし、読み書きが遅い事がデメリットとなります。
SSD(ソリッドステートドライブ)は従来のフラッシュメモリをより大容量化した記憶装置です。
2010年代より、3D-NAND型フラッシュメモリの量産化が進んだ事で、一気に市場に出回りました。当初はHDD一本だったのが、2010年代後半にはSSD/HDDを搭載したハイブリッドストレージ・システムが売られ始めました。
容量・単価はHDDに軍配が上がります。しかし、HDDよりも高速な読み書きが可能で、パソコンの起動時間を短縮できるだけでなく、消音性や耐久性に優れていることが特徴です。
ストレージに関しては、HDDのみ使われているのか、HDD/SSDのハイブリッドなのか、SSDのみなのか、容量はどのくらいあるのかについて着目しましょう。
参考程度に、私は1TB/SSDと2TB/HDDを搭載したPCを2021年2月に購入しました。
1年半ほど経過しますが、SSDは650G程度しか使用しておらず…HDDに関しては手付かずでした。自分にあった容量のPCを選択し、節約できる所はしていきましょう。
- CPU/GPUについて(第1優先)
CPUとは、セントラルプロセッシングユニットの略語で、中央演算装置の事です。
お馴染みの『Intel』が開発したCore iシリーズが有名です。人でいう頭脳に当たります。
日々技術革新が進み、新しい世代のものが出ていますので、予算に応じて選択しましょう。
Core i〇-▲▲▲▲の数字が多ければ、それだけ最新のCPUと考えて良いでしょう。
詳しくは、ベンチマークを確認し、より性能の高いPCを安く購入しましょう。
現在はIntel Core i9が最新のものになります。Core i9のパソコンは価格も上昇しますが、それだけ処理能力も高くなります。サイフの紐が許す限り高性能のCPUを選択しましょう。
CPUの価格を抑えたい方はIntelの次にCPUシェアを持つ、米国の『AMD』が販売しているRyzen CPUを選びましょう。2017年頃より販売されたRyzenは低消費電力と圧倒的コストパフォーマンスにより着々とシェアを拡大してきました。
マルチコア性能も高く、複数の処理を同時にこなす事に長けているため、作業を平行して行う人にはオススメです。現在はRyzen9 シリーズが最新です。
GPUは、グラフィックプロセスユニットの略語です。米国メーカー『NVIDIA』が開発した、グラフィック処理専門演算装置です。
GPUには、AMDが開発する『Radeonシリーズ』とNVIDIAが開発する『GeForceシリーズ』の二つがありますが、主流で使われているのはGeForceシリーズとなります。
最新はGeForceはRTX 4090です。こちらのシリーズを選んでおけば間違いなしです。
RTX3070orRTX3080以上あれば安心です。 - メモリについて
メモリとは、簡単に説明しますとCPUの右腕です。GB数が腕力です。腕力が無いと、CPU(頭脳)がどんなに高性能でも、メモリが足らなくなってしまえば処理速度が落ちてしまいます。そのため、16GB以上のものを選択すると良いでしょう。 - HDMI端子/DisplayPort端子
BTOパソコンは、DisplayPort端子のものが多いです。私もPCを検討する際は悩みましたが、今使用しているモニターが無ければ何も考えずに購入し、PCを選んでからモニターを検討すれば大丈夫です。
しかし、使用しているモニターがある場合はその端子に合うPCを購入しないといけませんので注意が必要です。
各最新のパーツを搭載してしまうと、値段も青天井となり50万を超えてきます。BTOで安くするつもりがかえって高くなってしまうので、取捨選択をして予算にあうものを探しましょう。
カスタムは極力外す
BTOパソコンには、様々なオプションをつける事が出来ます。
Wi-Fiの有無、Officeの有無、モニターの有無、マウスの有無、SDカード挿入口の有無、光学ドライブの有無、追加のUSBポート等…
全て付けると予想以上に高額になります。
普段より、光学ドライブを使う場合やWi-Fi使う場合等、必要最低限にしましょう。
キーボードやマウス、液晶は付属でつけるよりも、ネットショッピングで購入した方がお得です。
Wi-Fiは優先の届かない距離であれば、つけた方が良いでしょう。
私は、デスクトップPCは基本的に持ち運びをしないので有線が通る所にPCを設置しています。
予算12万円以下は中古ゲーミングPCがオススメ
BTOパソコンを販売している企業では、積極的にセールを行っていることがあります。
その中で、自分の予算内の最高スペックPCを見つけましょう!
まずは、予算が10万以下でゲーミングPCの購入が可能な所ですが…。
この価格帯でより良いPCに出会える確率は、そう多くはありません。
BTOパソコンでは常に最新機種がでてきますので、中古ゲーミングPCも広く出回っています。
中古ゲーミングPCが買えるオススメサイトを3つ紹介します。
中古パソコン販売店 | 販売金額 | 商品保障 | 返品について | 送料 | |
中古パソコン くじらや本店 | 3万~7万 | 30日 ※延長保証有 | 商品到着より7日間全額保証 7日以降は本体代金10%発生 | 基本無料 | |
中古ゲーミングPC専門店 GP-ZERO | 7万~12万 | 30日 | 動作不良・異なる商品の場合 30日以内返品可能 | 無料 | |
中古パソコン DOSPARA | 4万~37万 | 1ヶ月間 ※延長保証有 | 商品到着より14日間全額保証 | 1571円 |
値段的には3万~7万程度でモニターやマウスセットで中古ゲーミングPCを購入することが出来ます。
ただ、中古+性能も高くない事でこの価格を実現できています。
特に、販売しているPCによってはCPUの性能が7年前に出回ったCorei 5を使っています。
最新のゲームを行うにはちょっと厳しいかなという所ですが、ゲームによっては設定を弄れば遊ぶことは可能と思います。
値段の安さは相当で、販売後に即完売が連日続きます。
中古品ということもあり、30日間保障がついてます。購入した際は、不備がないかよく確認しましょう。
商品到着後の30日以内の返品は、再セットアップ費用として本体代10%がかかってしまうため注意が必要です。
中小企業ならではの、安心のサポートを受けることが可能です。
GP-ZERO|中古ゲーミングPC専門店
次に、予算が7万~12万位の方にオススメ。中古ゲーミングPC専門店です
GP-ZEROは、後述する大手のゲーミングBTOパソコンの中古品を多く取り扱っている為、安心して購入することが出来ます。
また、予算に合わせて検索することが可能なのでサイトが見やすい設計になってます。40%OFF等のセールも行っているため、定期的にセールの確認をすることを推奨します。
中古品ということもあり、30日間保障がついてます。
こちらは返品原則NGで、動作不良があった際の返品のみ対応可能となりますので注意が必要です。
中古パソコン Dospara
最後に、高性能のパソコンも販売しているドスパラを紹介します。
実店舗も多く持っているため、見たことがある人もいるかもしません。
ドスパラはビッグカメラグループで、中古パソコンを多く取り扱っている企業です。
年間5万件の買取を行っているため、品数も上記二つのサイトよりも桁違いにあります。
商品についても細かく記載がある事や、スペックに合わせて検索を絞れる事が魅力的です。
到着してから返品したいと思っても、14日間の全額保証返品があります。しかし、自己都合での返品は送料自己負担になりますので注意が必要です。
中古ドスパラにはセールがありませんので他社のセール品と比較して良品をみつけれたら購入を検討しましょう。
12万円以下の中古ゲーミングPCを購入・検討する際は3年~5年で古くなってしまう為、次のパソコンの購入までの期間が短くなってしまいます。
そういったことも踏まえて中古品を検討すると良いでしょう。
予算15万円以上のゲーミングPCオススメ販売店
ハイスペックゲーミングPCが欲しいと思う人は下記サイトがオススメです。
パソコン販売店 | 販売金額 | お得度 | デザイン性 | 商品保障 | 返品について | 送料 |
パソコン工房 | 13万~55万 | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | 1年間 ※延長保証有 | 2週間※初期不良のみ 自己都合での返品不可 | 2200円 ※一部無料 |
FRONTIER | 9万~55万 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆ | 1年間 ※延長保証有 | 14日間※初期不良のみ 自己都合での返品不可 | 2200円~ 4400円 |
STORM | 13万~55万 | ☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | 1年間 ※延長保証有 | 14日間※初期不良のみ 自己都合での返品不可 | 2200円 |
パソコン工房
point:種類が豊富でバランスがいい!
e-sportsとコラボしたゲーミングPCを販売しておりデザイン性も高いです。
値段も他社と比較して割安な設定ですが、安さに関しては後述するFRONTIAのセールが安いです。
大感謝祭などのセールも多くしているので、定期的に確認しているとお得なBTOパソコンに出会える可能性が高いです。
無料で会員登録することで定期的にクーポンが配られたり会員限定でセールを受けることができます。
パソコン工房でハイスペックBTOパソコンを少しでも安く買いたいと思っている方は、会員になることを推奨します。
パソコン工房は検索の機能が充実しているので、パーツで検索をすることが可能です。
また、下記2社よりも種類が豊富にありますので様々なPCを検討したい方はここで確認すると良いでしょう。
デザインも充実させつつ、色々な高性能PCを見て検討したい方にお勧めすることが出来ます。
納期も3日から10日で購入してから到着までの期間が短いです。すぐにパソコンが欲しい!という方はここで探すと良いでしょう。
ゲーミングPCは【FRONTIER】
point:安い!
初めて聞く人も多くいると思いますが、こちらはヤマダ電機系列のお店ですので安心して利用することが出来ます。
その魅力は、なんといっても他社を追随させない圧倒的セールのお得感です。
実際、ただでさえ安いパソコン工房で25万くらいするものをセールの際は20万くらいで販売していることが多々あります。
こちらは、常に台数に限りのあるセールを行っています。
焦って買う必要はなく、値段の割にいいBTOパソコンに巡り合えるまでじっと耐えしのぎましょう。
会員登録すると定期的にセールの情報が通知でくるので、台数がなくなる前に閲覧できるように登録しておきましょう。高スペック低価格のものは大体10~30台等しか販売されないケースが多いです。
BTOPC購入検討していく中で、値段の相場が解ってくるとFRONTIAの破格さが見えてきます。
しかし、LEDでキラキラのTHE・ゲーミングPCはあまり置いておらず、安くなるのはGAシリーズの物が多いです。
FRONTIAでは、GBシリーズ、GHシリーズ、GAシリーズと3つに分けられており値段も違います。
最終的に私はFRONTIAで販売されていたGAシリーズを購入しました。
ネックとなるのは配送時間です。FRONTIAでは受注生産を行っているため、1ヶ月近くかかります。
私の場合は、…
2021年2月12日に購入⇒3月3日に出荷⇒3月09日到着
購入後の1ヶ月間はもどかしい気持ちで過ごしていました。
他社では、1週間程度で到着するものも多い為、そこがネックかなと思います。
値段は他社の追随を許さない安さなので、納期には目を瞑ってもいい場合は購入を検討しましょう。
STORM
デザイン性が良い!
サイトを開いた瞬間にでてくる、オリジナル性が高いデザインのBTOパソコンがなんといっても魅力。
中小企業に分類されますが、自社工場を持っておりBTO製造歴20年以上の技術力を持った老舗販売店です。
国立研究開発法人:理化学研究所にも納入実績を持っていますので、安心して購入・検討できます。
STORMに関しては、他の2社と比較するとデザイン性故にやや割高感はあるかなという印象です。
しかし、他社ではできないケースをカスタムできる所が魅力でもあります。
定期的にキャンペーンも行っていますので、その間に購入を検討すると良いでしょう。
オリジナリティのあるデザインが多く、今回オススメとして挙げさしていただきました。
他2社と比較してもTHE・ゲーミングPCとしての見栄えがあり、その性能も申し分なし。
PCに対するこだわりも他社より強く、最高のパフォーマンスを出すためにどうすればいいかを追究してBTOPCを作成しています。
納期に関しては、4日~6日に出荷できるため比較的早い方だと思います。
まとめ
今後長い付き合いになる上、高価格な買い物ですので極力損をしたくないですし、後悔もしたくない人が大半だと思います。
私自身は、2ヶ月程様々なサイトを閲覧・比較して検討した上でフロンティアのセールを待ち、納得のいく買い物をしました。
PCに求めるものは人ぞれそれ違いがあると思います。
処理能力/ゲーム性/オリジナル性等…
自分の求めている性能に見合うBTOパソコンを選び、必要でないパーツはランクを下げて安くさせることができるのがBTOの良さです。
最後に、私が何故このPCを購入したのかを紹介いたします。
ポイント
●予算=20万
●CPU=Core i9以上
●SSDを搭載している(※理想は1TB 最悪512GB)
●GeForce3060以上
●2画面が可能。※HDMI端子 or DisplayPort端子
CPUに関しては、予算20万だとこれが限界でした。
Apexをするぐらいですが、それでも性能的には十分すぎるくらいかなと思います。
あまりPCに負荷をかけず使い、後10年程は使う予定です…笑
FRONTIAで購入したパソコンですが、起動は1分あればメイン画面です。
参考程度になればいいなと思います。
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